その昔
立て爪という
婚約指輪がございました

大きい=立派
という
宝飾業界にはそれが
当たり前だった時代が
ありました

ですので
立て爪は
ダイヤモンドの大きさを補う為
なるべく大きな爪で留める
更に高さを出して強調するという

もちろん特別な婚約指輪ですから
大きければ大きいほど立派でしたし特別感でした

時代はめぐって
今や
小さいモノを求めてご来店される方の
多い事多い事

ですので
娘にあげたい孫にあげたい
となった時
現代っ子は小さくて可愛いモノが欲しい
のです

この写真のリングも
また
もれなくお孫さんが
可愛くして欲しいと
お願いしたものになります

ですが時代は巡れど
ダイヤモンドの価値だけは変わらない
と言う事で
立て爪からダイヤモンドを外し
土台を溶かして石枠に使用
ダイヤモンドを留め直して
作り変えるという作業になります

おばあちゃんがしていた
ダイヤモンドを
お守りとしてアクセサリー感覚で
使用できる
紡ぐことができたのも
何年たっても輝きも価値も
変わる事がない
ダイヤモンドならではです